Hunting license study contents

本とか新聞とかビニール袋とか好きなんですよ
なんでも噛んで遊ぶのやめてくれないかなあ
狩猟免許とは
狩猟免許を取得しました。
ですが、一度も出猟したことはありません。
第一種銃猟の免許と、わな猟の免許を取得したので、
決められた法律さえ守れば問題なく猟に出られるというのに…。
銃猟は、猟銃所持の許可申請を経た上でなければ実現できません。
わな猟は実現可能だと思います。
ただし、わな猟は、毎日のわなチェックが必要になります。
仕掛けたわなを、獲物がかかったどうか毎日チェックするわけです。
(かかった獲物がそのまま三日も四日も放置されるのは忍びないです)
やはりいずれ自然の近くに居を移してから、
本格的に猟に触れるようになるのかもしれません。
狩猟免許の取得方法 勉強の仕方
ここでは狩猟免許の勉強内容について書きます。
当然ながら、普通の受験勉強とは全く違う勉強内容です。
講習会と例題集に加え、
この文章を読んでくれた方が試験に受かるような内容になればと思っています。
(注)第一種銃猟とわなの免許を取得する前提です
①猟友会主催の講習会での講義(狩猟読本に基づく講義)

お弁当とおーいお茶が出ます
猟友会の方々は、ハンターとしては経験豊富なプロだと思います。
このハンターの先輩から数時間の講義をいただくのですが、
狩猟読本を中心に講義が進められます。
よくある簡単な国家試験にありがちな
「出る場所だけ重点的に話す」
ような講義を想像していたのですが、
実際は「広く浅く」本当の意味で色々とお話になります。
しかも、狩猟は得意でも、講義が上手な方々ばかりではありません。
内容によっては非常にわかりにくく、
「もっと試験に即した内容話してくれないかなあ」
と本気に思ってしまう内容でした。
狩猟読本に沿いながら、
たまに例題集などを活用し、
「次のテストに必ず出るというわけではないですが」
という前提で、
毎年出やすい問題を教えてくれることがあります。
ここは必ず覚えるようにしておいてください。
それでも、こんな紹介をしてくれる問題は三つくらいのものです。
やはり、ここはどうしても自主的に自宅で、
とにかく例題集を繰り返し勉強するしかありません。
②例題集を使った勉強
試験問題は過去問がベースになっているそうです。
試験勉強のお決まりですが、過去問を全て解けるようになったら、
試験も確実に受かるということです。
試験勉強について語ることはおこがましいのですが…
1:満点は必要ない
2:不要な問題は例題集を勉強する1周目の時点で大きく斜線でも引いておいて消す
3:最初は答えを見ながらでも良いので、最低でも3周は例題集をやる
例題集を4周やり、間違ったことのある印象的な問題を別途で冊子にして、試験に臨みました。
以下は、試験を受けて合格した人間が準備した、
注意すべき30の選抜問題です。
出来るだけ簡単に記していますので、
是非参考にしてみてくださいね!
<筆記試験の注意問題30選!!>
以下の30問は、私が実際に勉強して間違ったことのある問題です。
これを冊子にして、いつでも確認できるようにしておきました。
実際に出題されたかどうかで選んだ問題ではありませんのでただの参考レベルです。
ですがなかなか難しい問題も入っていますので、
注意点として認識するための参考にしていただければと思います。
1:狩猟に関する仕組みは、鳥獣保護管理法に規定されている。
(自然環境保全法や、種の保存法には規定されていない)
2:狩猟鳥獣の指定は環境大臣が実施しており、狩猟鳥獣の一時的な捕獲禁止規制は環境大臣または都道府県知事が実施している。
(指定は環境省令。捕獲規制は一時的なため都道府県知事が実施)
3:狩猟鳥を捕獲するためにはり網を使用する場合は、張ったままは不可。側に人が居て、獲物の動きに合わせて網を操作していなければならない。
4:かすみ網は使用不可。
5:狩猟免許の更新は、事前に更新申請書を都道府県知事に提出し、適正検査に合格した場合に更新できる。
6:狩猟者登録制度…登録を受ける都道府県知事は、鳥獣の保護繁殖等を図るために、各都道府県に置ける狩猟者の数等を制限することができる。
7:狩猟者登録…第一種銃猟免許取得者は、使用する猟具の種類として空気銃を選択した第一種銃猟の狩猟者登録を受けた場合は、空気銃を狩猟に使用することができる。
8:放鳥獣猟区のみ、都道府県全域の2通りのうち、狩猟をしたい場所を選んで登録することができる。(猟区のみの登録はできない)
9:狩猟者登録証および狩猟者記章は、必ず携帯、着用。
10:鳥獣(一部地域のカモ類を除く)の狩猟期間(猟区(放鳥獣猟区を含む)を除く区域)について…
11月15日~翌年2月15日まで(北海道は10月1日~翌年1月31日まで)
11:カモ類の狩猟期間(猟区(放鳥獣猟区を含む)を除く区域)について…
11月15日~翌年2月15日まで(青森、秋田、山形は11月1日~1月31日まで。北海道は10月1日~翌年1月31日まで)
12:猟区(放鳥獣猟区を含む)の狩猟期間について…
10月15日~翌年3月15日まで(北海道は9月15日~翌年2月末日まで)
(猟区は、始期が北海道で半月、北海道以外では一ヶ月早く、終期は一ヶ月遅い)
(北海道の一般猟場の狩猟期間は、始期が一ヶ月半早く、終期が15日早い)
13:狩猟期間は鳥獣の生息動向に応じて狩猟鳥獣の種類や場所を定めて、延長または短縮されることがある。
14:環境大臣が定めた1日あたりの捕獲数の制限…
ニホンジカ→制限なし
エゾライチョウ→2羽
バン→3羽
イノシシ→制限なし
ヤマギシ、タシギ→5羽
キジバト→10羽
コジュケイ→5羽
ツキノワグマ、ヒグマ→制限なし
カモ類を銃器で捕獲する場合:1日当たり合計して5羽
カモ類を網で捕獲する場合:狩猟期間ごとに合計して200羽
15:特定猟具使用禁止区域…
特定猟具の使用による危険を未然に防止するため、または静穏を保つために、
都道府県知事により指定される。
※特定猟具使用禁止区域(銃器の使用禁止)
→銃器を使用した狩猟は全て禁止。ハンターの集中による危険防止を目的。
都道府県知事により指定。銃猟をしようとする場合は都道府県知事の承認を得る。
16:鳥獣保護区…
鳥獣を保護する目的や規模等により、環境大臣または都道府県知事によって指定。
※狩猟登録を受けて行う狩猟は禁止。許可を受けた場合は有害鳥獣の捕獲を行うことができる。
17:休猟区…
減少している狩猟鳥獣の増加を図るため、都道府県知事により指定。
※狩猟は原則禁止。イノシシまたはニホンジカに限り狩猟が認められる場合あり。
18:鳥獣保護管理員
狩猟の取り締まり、鳥獣保護区の管理等を行う都道府県の非常勤職員。
19:最大有効射程距離
スラッグ弾:100m
OOB号~4号:50m
5、6号:45m
7~10号:40m
一般の30口径ライフル:300m
30カービン:100m
20:最大到達距離
スラッグ弾:700m
OOB号:515m
1号:315m
2号:300m
4号:275m
6号:250m
8号:225号
9号:210m
10号:195m
一般の30口径級ライフル:3200m~4000m
30カービン:2200m
21:散弾の選択
タシギには9号前後
22:弾丸の種類
空気銃の弾丸の口径の種類:4,5m、5m、5,5mが一般的
23:くちばしの形
カモ類は、数センチメートル程度の長さの平たいくちばしをしている。
24:渡りの習性
留鳥:カルガモ、コジュケイ、キジ、ヤマドリ、キジバト、スズメ、ムクドリ、
ゴイサギ、オオバン
夏鳥:バン、ヨシゴイ、ササゴイ、ヒクイナ
冬鳥:マガモ、クロガモ、オナガガモ、コガモ、スズガモ、ホシハジロ
漂鳥:ヒヨドリ
25:コジュケイの飛び方
低く直線的に飛ぶことが多い
26:タシギの飛び方
鋭い鳴き声をあげて雷光型に飛んだのち、上空へ舞い上がる
27:海ガモと陸ガモの区別
海ガモ:クロガモ、スズガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ
28:群
単独行動:ツキノワグマ、ヤマシギ、ヤマドリ
29:集団営巣地(コロニー)
ゴイサギなどのサギ類
30:生息環境
ヤマシギ:竹林や雑木林等の湿気のあるところに生息
タイワンリス:伊豆大島、東京、神奈川の一部に生息(限定的)
③勉強のコツ(のようなもの)
例題集を見ると、特に銃に関しては覚える知識が多いです。
ですが、試験出題問題のうち、半分近くは常識の範疇でOK!
- 狩猟には森に同化するような格好で行ったほうが、獲物から見つからずに良い。
(答えは✖️です。獲物と見間違えた人間に撃たれます) - 他の狩猟者の罠にかかった獲物が暴れていたので、止めさしした。
(答えは✖️です。許可を取りましょう。止めさし=トドメをさすことです) - 獲物を見つけましたがそこは墓地だったので、音の少ない空気銃で撃った。
(答えは✖️です。墓地は尊厳ある場所なので狩猟不可です)
こんな感じの難易度の低い問題も多いですね。
この辺の問題は一度解いたら、もう二度とやり直す必要はないと思います。
効率的に進めるため、例題集の勉強範囲から消してしまいましょう。
(大きく✖️をつけるなど)
わたしは結構、不必要な分野まで勉強してしまいました。
これは狩猟について知りたいと思う気持ちが強まったためです。
効率的に勉強しようという思いがあまり起こりませんでした。
ですが、そこは効率的に進めたい!
と考える方が多いのではないでしょうか。
そうであれば、おそらく前述1「満点は必要ない」に関しては、
どんな試験でも重要なポイントですね。
知識問題は30問で、70%以上で合格しますから、
まあ、30%(9問)間違えてもいい計算ですね。
例題集に目を通すと、難易度が高くよく理解できない分野が存在します。
30問ですので、同じ分野から複数問題が出るとは考えにくく、
理解できない分野はある程度捨て、
他の勉強に割いたほうが効率はいいですね。
例えば…
- 銃器別の最大到達距離及び最大有効射程距離
- どの動物に何号の散弾を使うか
- 渡りの習性(どの鳥が夏鳥か冬鳥かなど)
この辺はざっくりで覚える方法が良いと思います。
(お決まり銃弾、おきまりの号数、おきまりの夏鳥、冬鳥だけ覚えておけばOK)
以下はそのまま覚えておくといいものです。
- カルガモだけはオス・メスで色が一緒
- 海ガモはスズガモ、クロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロの4種類
他は陸ガモ! - カモ類で最大はマガモとカルガモ
- カモ類で最小はコガモ
- ありがちなこじつけ…
1日あたりの捕獲数制限
「コジュケイは5ジュケイ」「キジバトはキジバ10」「バンはバン3」 - 狩猟獣で最小はシマリス
