
インサイドでダブルのダンパーが炸裂しています。
砂が巻き上げられて海が茶色いです。
一緒にサーフィンに行った仲間はたくさんの波に乗っているのに、
自分は全然乗れていない時ってありますよね…。
逆のパターンもまた然り。
自分は結構乗れているのに、一緒に海に来た仲間は全然波に乗ってない…。
例えばそこにgo only big!的な思考回路が働いているかどうか。
大きい波に乗りたいのに、その日は波が小さい日だったりしませんか?
逆に小さい波に乗りたいのに、大きな波の日だったりするのかもしれませんね。
レベルを問わずよく起きることなので、少し考えをまとめていきましょう。
波の種類はその人の好み

手前の旅行者は貝のようなものを採集していました。
見てわかる通りガリガリの浅浅!
ご存知の通り、波にはいろんな種類があります。
オフショアの時の切り立ったキレイな波は、強めのパドリングでテイクオフする必要があります。
テイクオフに技術は必要になりますが、その分ライディング中は余裕が生まれます。
風で抑えられたブレイクが作るキレイなショルダーに向かってサーフィンができるからですね。
一方、オンショアの時のブレイクが速い波はテイクオフが比較的楽にできますが、
テイクオフの場所から先の波のショルダー方向も同時に白波になってくることが多いので、
テイクオフ後の素早いターンやボードへの加重によるスピードサーフィンが求められます。
これに加えて波の大小もあります。
大きいオフショアウェーブなのか、小さいオンショアコンディションなのか。
人によって乗りたい波、好きな波は変わってきます。
当然、好みにはそのサーファーのサーフィン歴が関係します。
(それは誰もがオフショアのクリーンウェーブを楽しみたいものですが)
レベルの高いサーファーほど、オンショアのポイントでも厭わなくなってきます。
オンショアのポイントは人が少ないですし、
テクニック次第、そのサーファー次第では楽しめる波だからでしょう。
波情報が手軽に見れてしまう今、
レベルの高いサーファーの最大の関心は、
波の質よりもサーファーの人数になっているからです。
波の好みはサーフボードの好みと≒

(そういうボードは短命に終わる)
(それでもブラックのボードはリペアが簡単…)
そして波の好みは、使用するサーフボード によっても変わってきます。
ロングボードを使ってサーフィンがしたい人は、オンショアのポイントは避けるものですね。
ロングボードはテイクオフの後にいかに優雅にクルーズするかがカギになりますので、
オンショアウェーブでロングボードをしても楽しさ半減…と行った感じになるからです。
そこへ行くとオンショアウェーブには短いサーフボードが断然楽しくなってきます。
短いサーフボードの立てる喜びに加え、速いサーフィンはオンショアでも楽しめからです。
加えてオンショアでは比較的ラクにテイクオフができますね。
一方、ロングボードのエキスパートは、オフショアのポイントをあきらめて、
短いボードでオンショアのポイントに入ったりもします。
どんな形の波を選ぶのか
それでは、クリーンなオフショアウェーブをロングボードで満喫する場合を例えとしてみます。
こんなポイントでも、スルスルと一人だけ波を集めてスマートにサーフィンしている人っていませんか?
周囲のサーファーと比較して、波の選び方が違うから、こういった現象が起きるんですね。
それでは、スマートなサーファーはどんな波を選んでいるんでしょう。
これ一つだけアタマに入れておくだけで、当日の波の選び方が全く変わってきます。
- 大きい波は選ばない
(サーファーがみんなこれにしがみついて消えて行きますよ!) - 波のサイズは縦ではなく、横のサイズが大きい波を選ぶ
(縦方向には一瞬で落ちます)
(横方向はライディングできる長さと=ですよ) - 水の量が多そうな波を選ぶ
(水の量はその波のパワー量と=ですよ)
波を選ぶ選球眼のようなものは、経験値と=の場合が多いです。
当然ながら、大きい波に乗るために、テイクオフの速いサーフボードを選んでもOKです。
ですがそこには多くのサーファーが集まっていると思います。
コンディション、イクイップメント、マインド

心技体のようなものでしょうか。
波に合ったボードで、皆が集まる場所を避けてサーフィンすること。
波の着眼点に少しの工夫をすること。
まとめるとその辺が重要になってくることがわかりましたね。
これがわかると、好みの違うサーファーと選んだポイントでも、
自然と自分が選ぶボードも変わってくることでしょう。
波待ちのポイントも変わってくるものと思います。